2023.03.31
賞味期限の切れたチョコレートは食べても大丈夫?美味しくチョコを食べるには
保管をしていたチョコレートを見てみたら、賞味期限が切れていた、という経験はないでしょうか。
チョコレートは賞味期限が切れていても、食べることができるのでしょうか。
この記事では、チョコレートの賞味期限について解説をいたします。
賞味期限の切れたチョコレートは食べられる:賞味期限とは
まず、賞味期限とはどういった期限なのかについて知っておきましょう。
賞味期限とは、パッケージ等に印字されている年月日までであればおいしく食べることができます、という意味を表しています。
賞味期限と消費期限
食品のパッケージをよく見ると、賞味期限の他に、消費期限という印字がされている場合もあります。
消費期限とは、印字されている年月日まで、安全に食べることができます、という意味です。
どちらの期限であっても、パッケージが未開封であり、正しく保存していた場合を指しています。
チョコレートの場合は、賞味期限が印字されています。
板チョコレートの場合、商品にもよりますが、常温保存で6ヶ月から1年間の賞味期限が多いようです。
中には、2年以上賞味期限があるチョコレートもあります。
チョコレートは基本腐ることが殆どないお菓子です。
チョコレートの主な原材料を見てみると、カカオマス、ココアバター、砂糖、牛乳が使われています。
チョコレートには水分はあまり含まれていません。
水分が多く、糖分や塩分が少ない食品は、腐敗の原因となってしまう細菌が増殖しやすいため、傷む原因となります。
チョコレートは水分がほとんどない上、糖分が多いことから、腐りにくい食品であると言えます。
腐る可能性のあるチョコレートもあります。
チョコレートは腐りにくいと言っても、中には傷みやすいものもあります。
生クリームを原料にしている生チョコレートは水分量が全重量の10パ-セント以上と決められています。
ボンボンショコラやトリュフ、ムース等も、生クリームを使用しています。
生クリームを使っているチョコレートは含まれている水分量が多いことから、傷みやすく、腐る可能性もあります。
安全のため、これらのチョコレートは賞味期限を守って食べきることがおすすめです。
適切な保存で長持ちも可能
チョコレートは、適切な方法で保存をすることで、長い間おいしく食べることができます。
水分量が多い、生クリームが使われている生チョコレート等は、冷蔵庫に保存することがおすすめです。
常温で販売されているチョコレートは、22度以下で、直射日光が当たらない、湿気が少ない冷暗所に保存するようにします。
室温、湿度どちらも高い夏の時期には、板チョコレートも冷蔵庫に保存しておくのが良いでしょう。
チョコレートを保存する際には、アルミホイルで包み、密封容器や袋に入れるようにしましょう。
においが移ること、風味が落ちることを防止する効果、湿気を防ぐ効果もあります。
チョコレートは、冷凍庫に入れて冷凍保管することも可能です。
しかし、急激な温度変化は風味が落ちる原因となります。
また、チョコレートに含まれている脂肪分が浮き出てきて、白くなり食感が悪くなってしまいます。
賞味期限を守ってチョコレートを美味しく食べましょう
チョコレートは含まれている水分量が少ないので、腐りにくい食品であると言えます。
賞味期限というのは、おいしく食べられる期限ですので、もし賞味期限が切れてしまっても問題なく食べることが可能です。
ただし、生クリームを使っているチョコレートは腐る可能性がありますので、期限内に食べるようにしましょう。
適切な場所、方法で保管して、チョコレートを長い期間おいしく食べましょう。