2023.12.25
2月14日になぜチョコレートを?バレンタインデーの歴史について
私達の生活の中でも、一般的なお菓子であるチョコレート。
そんなチョコレートが普段よりも注目される日といえば、バレンタインデーです。
好きな人にチョコレートを贈り、思いを告げるというのが一般的なバレンタインデーのイメージですが、この風習がどのように定着したかご存知でしょうか?
今回は、バレンタインデーが日本にどうやって定着したのか、その歴史をご紹介しましょう。
バレンタインの起源について
バレンタインデーの起源には、いくつか説がありますが、キリスト教の司祭であった聖バレンタイン(ウァレンティヌス)がもっとも知られています。
聖バレンタインは、皇帝の命令に背き、恋人たちの結婚を秘密裏に執り行ったため、処刑されてしまいました。そんな聖バレンタインが殉教をした日である2月14日が、バレンタインデーとったのです。
イベント化したのは14世紀以降です
バレンタインデーは聖バレンタインの命日ですので、元は聖人を偲ぶ厳かな宗教的な日でした。
いつから聖バレンタインが恋人の守護聖人となり、「恋人たちの記念日」として広まり、現在のようにイベントとなったのか、はっきりしたことは分かっていません。
その後、聖バレンタインは愛の守護聖人として、恋人たちに崇拝されるようになります。
中世の14世紀ごろより、2月14日に恋人たちがプレゼントやカードを交換する習慣が広まっていったと考えられています。
さらに、ヨーロッパからの移民がアメリカ大陸にも伝わっていき、恋人同士が贈り物をしあう習慣が定着していったと考えられます。
日本でのバレンタインデーの歴史
現在の日本では、バレンタインデーは女性が男性にチョコレートを送り、気持ちを伝える特別な日とされています。
毎年バレンタインデーが近づくと、各店舗でさまざまなチョコレートが並び、買い求める女性たちでにぎわいます。
日本でのバレンタインデーは、どのような歴史をたどってきたのでしょうか。
バレンタインデー文化は戦後から始まる
日本で最初にバレンタインデーが伝わったのは、第二次世界大戦後の昭和30年前後です。
「バレンタインセール」と銘打った、百貨店による新聞広告が載るようになったのが最初だと言われています。
バレンタインデー文化を取り入れ、海外のようにバレンタインデーに恋人同士や、家族、親しい人たちとプレゼントを交換することを狙いとしたものでした。
当時のプレゼントはチョコレートではなく、衣類や化粧品などが想定されていたようです。
女性から男性に贈り物をするという考えもそれほどありませんでした。
チョコレートを贈る風習は、昭和30年後半ごろから少しずつ広まっていったものです。
チョコレートを考案したと言われている企業は複数あります。
児童や学生の間でチョコレートを贈って告白をすることが広まったとされています。
昭和40年代には、女性から男性にチョコレートを送る習慣が定着していきました。
ホワイトデーは日本発祥
バレンタインデーと対になるホワイトデーですが、実は欧米ではホワイトデーという日はありません。
欧米諸国では、バレンタインデーは恋人同士や親しい人同士でプレゼントを贈り合う習慣があるからです。
そのため、ホワイトデーは実は、日本独自のイベントです。
ホワイトデーは「贈り物をもらったらお返しをする」という日本ならではの考え方から生まれたもので、洋菓子会社各社がキャンペーン広告を打ち出したことがきっかけと言われています。
近年では日本だけでなく、韓国や中国、台湾にも広まっています。
日本でのバレンタインデーの歴史、2000年以降
インターネットの普及により海外の文化も広まった影響か、今ではバレンタインデーは徐々に海外の文化のものに近づきつつあります。
女性から男性に贈るだけではなく、男性から女性に贈ることも、いわゆる「友チョコ」として同性の友人に贈ることも増えました。
海外で定番の贈り物である花束やジュエリーなどを選ぶ人もいますが、やはり日本でバレンタインデーの贈り物といえばチョコレートであり、根強い人気を誇ります。
ネット通販により高級チョコレートも取り寄せやすくなり、昔に比べて贈り物としてのチョコレートはバリエーションが豊かになりました。
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