2022.10.21
チョコレートの正しい保存方法とは?おいしく食べるポイント
チョコレートの正しい保存方法とは?おいしく食べるポイント
購入したり贈られたりと、チョコレートは身近で楽しめる機会の多いお菓子ですが、入手した際にどのような方法で保存すれば良いのか迷ってしまうことがあります。
チョコレートをおいしく食べるためには、どのような方法で保存すれば良いのでしょうか。
ここでは、チョコレートの正しい保存方法について詳しくご紹介しましょう。
チョコレートの正しい保存方法
チョコレートと一口にいっても、その種類はさまざまです。
チョコレートの種類に合わせて、おいしく食べるための正しい保存方法をご紹介します。
板チョコレート
板チョコレートのようにシンプルで硬さのあるチョコレートは、22度以下の温度で保存することをおすすめします。
冬場であれば常温で保存しても問題ありませんが、暖房器具を使用する場合は、室内の温度が高くなり過ぎないように注意してください。
生チョコレート
チョコレートに生クリームを合わせた生チョコレートは、長期保存には向きません。
また、賞味期限も短く設定されている可能性が高いので、生チョコレートやトリュフ、フォンダンショコラといった柔らかい食感のチョコレートを入手したら、なるべく早く消費しましょう。
生チョコレートは、10度以下の温度で保存する必要があります。
寒い冬場でも、なるべく冷蔵庫で保存するようにしてください。
ボンボンショコラ
一口サイズのチョコレートに、果汁やアーモンド、ジャムやウィスキーが入ったものをボンボンショコラといいます。
ボンボンショコラは、16度以下の温度で保存してください。
冬場であれば常温保存でも問題ありませんが、少しでも溶けるとチョコレートの中身が出てきてしまうので注意しましょう。
チョコレートをおいしく食べるポイント
チョコレートを入手したら、まずは賞味期限をチェックしましょう。
賞味期限とは、食品を安全においしく食べられる期限を指します。
チョコレートは、水分量を多く含むものほど、賞味期限が短く設定される傾向にあります。
数日から数週間であっという間に賞味期限を迎えてしまうということもあるので、十分に注意してください。
冬場であれば常温で保存することもできますが、春から秋にかけては気温が高くなる日が多いため、冷蔵庫で保存することをおすすめします。
チョコレートを冷蔵庫で保存する場合は、「野菜室」を使用してください。
野菜室は、冷蔵室に比べて1~2度ほど温度が高く設定されていることが多いため、チョコレートが冷え過ぎてしまうことを避けられます。
野菜室のない冷蔵庫で保存する場合は、新聞紙で包む、冷蔵庫の扉側に置くなど、チョコレートの温度が低くなり過ぎないように工夫すると良いでしょう。
チョコレートの劣化に関する注意点
チョコレートは、基本的に直射日光の当たる場所や湿度の高い場所に置いておくと、劣化が進みやすいといわれています。
また、急激な温度変化にも弱く、劣化が進みやすくなります。
チョコレートの劣化を避けるためには、直射日光が当たる場所や湿度の高い場所を避けて、一定の温度を保ちながら保存しなければなりません。
万が一、保存方法が悪く、包み紙の中に虫が入っていたりカビが発生していたりする場合は、処分してください。
チョコレートの包み紙を開けてみると、白い粉が付着していることがありますが、こちらは食べてしまっても問題ありません。
白い粉がチョコレートに付着する現象を「ファットブルーム」や「シュガーブルーム」といい、急激な温度変化や気温の影響によって、バターの結晶が変化したり砂糖の結晶が浮き出たりすることで起こる現象です。
風味や食感は劣りますが、食べてしまっても体に害はありません。
チョコレートは保存方法に注意しておいしく食べよう!
チョコレートは、保存方法次第で風味や食感が変わってしまうお菓子です。
せっかく入手したチョコレートは、おいしく楽しみたいものです。
お気に入りのチョコレートを購入したり戴いたりした際には、チョコレートの種類に合わせて正しい方法で保存しましょう。
風味や食感が変わらないうちに味わって、チョコレートの魅力を最大限に楽しんでください。